遠い宇宙

さぁ、私たちの住む天の川銀河系を飛び出し、宇宙の世界に行ってみましょう。そこには、様々な銀河が浮かんでいることでしょう。そしてその広がりは、何万光年、何十万光年と大きくなり、何百万光年はおろか何千万光年彼方の他の銀河まで繋がっています。

そんな広大な宇宙に散らばる銀河や天体を撮影してみました。肉眼では見ることのできない、宇宙の神秘をお楽しみください。

メシエ天体

M54(NGC6715)

夏の星座であるいて座の球状星団。中心部は明るいので、見つけやすいですが、星が密集しているために双眼鏡や小さい望遠鏡だと、星と見分けるのは難しいかもしれません。
メシエ天体

M53(NGC5024)

春の星座であるかみのけ座の球状星団。系外銀河が多いこの周辺での球状星団は珍しいです。銀河中心から約60000光年の位置にある大型の球状星団です。
メシエ天体

M52(NGC7654)

秋の星座であるカシオペア座の散開星団。カシオペア座は天の川近くにある星座で、多くの散開星団などがみられますが、多くは暗い天体です。メシエ天体での散開星団は2つしかなく、そのうちの一つです。
メシエ天体

M50(NGC2323)

冬の星座であるいっかくじゅう座の散開星団。いっかくじゅう座はいわゆるユニコーンで、冬の天の川のど真ん中にある星座です。星座として見るには非常に難しいですが、その中を横断する冬の天の川にはたくさんの散開星団があり、その一つです。
メシエ天体

M49(NGC4472)

春の星座であるおとめ座の系外銀河。おとめ座銀河団に属する大型の銀河です。楕円銀河に分類され、渦巻きなどは見えません。銀河というより、滲んだ星のように見えるといったほうがいいかもしれませんね。
メシエ天体

M48(NGC2548)

春の星座であるうみへび座の散開星団。うみへび座は長い星座でM48は頭の辺りなので、季節としては晩冬になるかと思います。大きさは満月程度で、双眼鏡でも楽しめる天体です。