秋の星座

秋の夜空は寂しい…。確かに秋の夜空には明るい星が極端に少ない。黄道12星座も分かりにくいものが多い。光害がひどい日本の夜空で、うお座、みずがめ座を肉眼で見つけるのは至難の業だろう。

だけど秋の星座には他の季節にはない古代エチオピア神話の登場人物が勢ぞろいしている。ヒロインであるアンドロメダ姫とその両親(ケフェウス王にカシオペア王妃)、アンドロメダを襲ったお化けクジラとそれを退治したペルセウス、そしてその乗馬であるペガサス。一連の物語の登場人物が一同に会しているのが、秋の星座の醍醐味だろう。そして、明るい星のない秋の星座ではあるが、これらの星座は比較的わかりやすいので、チャレンジしてもらいたい。

また、アンドロメダ姫の右足の膝付近にぼんやりと輝く雲のようなものが見えたら、それがアンドロメダ大銀河だ。おそらく肉眼で見える最も遠い天体だろう。

秋の夜空も寂しい中にたくさんの物語が埋まっている。そんな物語を考えながら、見上げてみたらいかがだろうか。

写真は、新しいのを撮影したら随時追加し、ページを更新していく予定です。古い写真は撮影データ等はございませんが、ご了承くださいね。

簡単な天体の説明も付け加えています。

秋の星座

ケフェウス座

ケフェウス座は、エチオピア神話に出てくるアンドロメダ姫のお父さんで、エチオピアの国王です。でも、王妃のカシオペアや姫のアンドロメダほど有名ではありません。星座も有名ではありませんが、一度見つければ、次回からは探しやすくなりますよ!