
ステラナビゲータ/株式会社アストロアーツ
1月は北東~南西にかけて非常に淡い冬の天の川が流れています。秋の代表的な星座である「ペガサス座」は西に傾き、天頂付近に「おうし座」・「ぎょしゃ座」・やや南よりに「オリオン座」・「ふたご座」・「こいぬ座」・「おおいぬ座」があります。いずれも1等星を含む明るい星で構成されている星座なので見つけるのは苦労しないでしょう。またおうし座の胴体の辺りに6~8個の青いゴチャゴチャした星の集まりが見えますが、これが有名な「すばる」(西洋名:プレアデス星団)です。「オリオン座」の腰の辺りある三ツ星の下に縦に並んだ3つの星らしき天体の中央にボーとした雲のようなものが見えますがこれが「オリオン大星雲」で、赤外線で輝く赤ちゃん星が生まれている現場といわれています。
北の空を見ると「カシオペア座」が北極星を探す良い目印になります。カシオペアよりやや天頂付近にある弓なりの星の並びは「ペルセウス座」です。また東のほうには「かに座」・「しし座」・「うみへび座」など春の星座が少し顔を出しています。