気象予報士試験

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 令和5年の春前に、気象予報士を目指してみようかと考え、ボツボツと勉強を始めました。きっかけはある休暇村で天体案内のオプションに参加した時、その時の案内人が気象予報士だと言っていたことではないか(ちょっと憧れた⁉)と思います。ほかにもあったのかもしれませんが、直接的な自分の記憶としては、それ以外に見当たらないのです。
 当時は、技術士の試験(合格)も終えて、ちょっと勉強に対して気が抜けていたような気もします…本来なら、引き続き他部門をと思っていたものの、それも気が抜けて、意欲もそれほどなくなっていたので…気分を切り替えて、頭の体操にもいいやという、軽い気持ちで始めたようです。正直、そこまで苦労しないだろうと舐めてかかっていたような感じでした。

天気と私

 私は、天気に対して無関心というわけではありませんでした。 もちろん天体観測をしていた、天体観望会をしていることもありますが、日常的に私は自動二輪車を使っているので、天気の動きに対しては結構敏感だったと思います。大学の頃に、東広島から広島市内にバイク(当時は原付50㏄)で通っていましたが、まぁ、雨の日の辛いことと言ったら…ですね。社会人になって東京に就職しましたが、その時に自動二輪車免許を取得、地元に住むようになってからは、ずっと自動二輪で職場に通っていました。しかし、その当時も(少し前まで)天気予報しか見ておらず、どのサイトが当たりやすいか、外れやすいかだけ熱心に品定めしていましたね。そのうち、GPV天気予報とかいうものも見たりして、これが一番…精度いいかもと感じていました。
 

初めての受験(第61回)

woman writing on paper

1回目の受験は、とにかく学科試験の突破のみにターゲットを絞りました。学科試験は2科目あり、一般分野と専門分野に分かれます。一般分野は、気象の根本となる物理学から、気象現象の基礎事項、気象法規をメインとした問題、専門は気象観測や衛星画像、天気予報がどのようにできるのか(いわゆるガイダンス)あとは気象災害などについてです。自学でやっていたのですが…最終的にはユーキャンの通信講座を使うことになります。まぁ、教育訓練交付金が出るというのもありましたし、お値段もお手頃でした。Team SABOTENという講座も目に入りましたが、必ずしも気象予報士を必要としていない自分には、ちょっと高く感じたのです。

 勉強は、とにかく最初はテキスト読みまくりでした。事前に買っていた市販のテキストで分かりにくい場所もあったのですが、ユーキャンのテキストはそれなりにはわかりやすく書いていたため、理解が進みました…ただ、あくまで試験に合格するためのテクニック的な部分に走った感じは否めません。ですから、根本的な気象現象や、これが最終的にどのように天気予報に使われるかということは…理解が進んでいなかったと思います。今もってそうですが、水の三態変化と気象現象は今もって慣れていない感じです。これが後の、実技試験に大きく影響するのでした。

landscape photography of field with wind mill with rainbow

学科試験は、マークシートのためそれほど苦労はないと思われるかもしれませんが、かつての共通一次試験に大敗を喫した自分にとっては、それが潜在意識にずっと残っており、学科試験は鬼門なのです。社会人になって、いくつかマークシートでの資格試験も合格しましたが、やっぱり苦手意識はありました。


 結果として、学科試験は一般、専門共に結構な高得点(試験問題も、比較的易しかった)で突破することができました。そして午後の実技も受けるは受けたんですが…これをまともに回答するとなると時間が足りないだろうなと肌で実感しました。とにかく実技試験は時間がないというのは…この試験の定番文句らしいです。

2回目の受験(第62回)

 2回目の受験は、学科がパスしていたので、実技のみの受験になりました。しかし残念ながら…いざ受けてみると、全く時間が足りずに大敗北に終わりました。

woman in red long sleeve shirt sitting on chair
Photo by cottonbro studio on Pexels.com

この時のミスは、今考えるとですね、勉強としては…とにかく過去問(を解くことに)にこだわり過ぎたのが、敗因のようです。解いたという実績を作ることに集中してしまったのは、失敗だったと反省しています。当たり前の話ですが、実技試験は気象現象を取り上げており、似たような事象はともかく、同じ事象は出てはこないのです。それに加えて、一般分野や専門分野を(ほぼ)見返すこともなかったので、結構その分野のことを置き去りというか、忘れてしまっていたようですね。しかも過去問も36回から全部やろうとしていたこともあり…試験本番まで、でき切らなかった(どうして拘ったのかなぁ)し、過去数年分の過去問は殆ど手付かずだったため、近年の傾向もつかめなかったし…。その結果、試験は、結局時間切れで最後まで解くことができなかったということです。

そういうこともあって、次回63回に向けて対策を建てざるを得ない。次が学科試験免除の最後のチャンス、もう後がないということだ。対策を、取り急ぎ…

  • 気象現象の理解。
  • 模試を受ける。何かあるだろう…あるいはそれと同じ状況の問題演習を行う。
  • 過去問はやりこんだので、程々にして…弱点のリストアップをする。
  • 計算問題をいかに短時間で正確に処理するのかの演習

 とにかく、この試験はポカミスが絶対的な致命傷になる。これは何としても避けなければならない。あとは、とにかく気象現象を理解して部分点だけでもかき集めないと。。。

また、この時点でユーキャンの受講期限が完全に切れるのもあって、独学では難しいといろいろと探し回りました。その時に、当初(受講費が)高いので、手が出せなかったTeam SABOTENのオプション受講を決めたのでした。

cactus plant beside road
Photo by Athena Sandrini on Pexels.com

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