M51(子持ち銀河)

2023年1月
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M51 子持ち銀河

 りょうけん座にある子持ち銀河です。実際は、おおぐま座の尻尾の先の星(η星)の近くになるので、私も随分長い間、おおぐま座の銀河だと思っていました^^;;
 大小2つの銀河が並んで、子持ち銀河の愛称で呼ばれています。英語だとWhirlpool Galaxyと呼ばれていますが、和訳すると渦巻銀河…ってそのままやん!
 写真では大きなM51(NGC5194)の渦巻の先にNGC5195 がくっついているように見えますね。写真では良く写りますが、望遠鏡で見るにはちょっと暗い天体です。私は一度、空の状態がいい時に肉眼で20㎝反射望遠鏡を使い、NGC5194とNGC5195の中心核、1~2本の銀河の腕を見ることができました。
 メシエは1773年にこの天体を発見しました。この時はNGC5195と併せて1つの銀河とメシエ自身は考えていたようです。しかし1781年に助手のメシャンにより別の銀河だと報告されています。
 また、M51は銀河のらせん構造が発見された初めての天体で、大小2つの銀河が重力的に影響を及ぼしあっていると思われます。

 春は銀河が非常にたくさん見ることができる季節でして、私自身も好きな季節です。しばらく事情でやめていた望遠鏡を使っての写真撮影も、再開していきたいなと考えています。M51は春の銀河の中でも好きな一つであり、また撮影してみたい候補でもあります。

メシエ番号(NGC番号)M51(NGC5194+NGC5195)
属する星座りょうけん座
種別銀河(Sc)
赤経13h29.9m
赤緯+47°12′
光度(等級)8.1等級
視直径12′×6′
地球からの距離2100万光年
天体に関する諸元
  • その他のM51の写真

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